午前2時の青春。【完】



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学校に着いて靴から上履きへと履き替えていると背中をポン、と叩かれた。


誰だろうなんて思いながら振り返ればそこにはよく知った顔。



「トモキ」

「よっ、」



そう言いながら右手を軽く上げる彼はトモキといって私の彼氏だ。




「なんか朝からすっげー疲れた顔してるけど何かあった?」

「え、本当?」

「おー、クマ出来てる」

「うっそ⋯。昨日夜更かししたからかな?」

「夜更かし?」

「うん。なかなか眠れなくて」





本当は公園にいたからなんだけど正直に言えばトモキは「夜中に出歩くなよ」なんて言ってきそうだから適当な嘘で誤魔化す。




「眠れないなら電話でもしてくれりゃあ良かったのに」

「トモキに悪いよそれは」

「へーきへーき。昨日は中学の先輩の家で朝方まで飲んでたから」

「⋯そうなんだ」



朝まで飲んでいた割には元気だな、なんて思った。