午前2時の青春。【完】






「あっれー?何でスリッパなのぉ?」

「あ、まさか上履き汚れちゃったとか?」

「ねぇ聞いてる?」




教室に入った途端、わら、と寄ってきてわざとそう言ってくる3人はこの間まで仲良く話をしていたキエとアヤカとサリナに間違いなくて。


こうも簡単に友情は壊れてしまうのかと渇いた笑みさえ零れる。


私たちの間に本当の友情というものが存在していたのかは怪しいけれど。




「なに笑ってんだよ」

「⋯べつに」



サリナの鋭い視線から目を逸らし、3人の横を通り過ぎていく。


もう私が3人と喧嘩をしたことはクラス中が知っている。

そして3人から嫌がらせを受けていることももちろん知っているクラスメイトたちは私たちを遠目に見てコソコソ騒ぎ立てるか、笑いながらヤジを飛ばすかのどちらかだ。



その中で1人だけ、皆と違う反応を見せる人がいた。