午前2時の青春。【完】





ジャーっという水の音が廊下に響く。


触るのは躊躇うから何とか水圧で土を落とそうとしてみるけど⋯、こびりついた汚れは頑固でなかなか綺麗にする事が出来ない。




「はあ⋯、」




3人に対する呆れと怒りと⋯。


良くないと思っているところはあったりしたけれど、一緒に心の底から笑いあったこともある3人がまさかここまでくだらない事をする人たちだったとは。


一気に冷めきった3人への思い。

今まで一緒にいたのが馬鹿馬鹿しくなってくる。




「ああっ⋯!もう、落ちないなあっ!」



とうとう流れていく水の色も透明になってきてこれ以上はきちんと洗わないと汚れは落ちないと判断して水を止める為、蛇口を回す。


1回家に持って帰って洗おう。


今日はとりあえずスリッパを職員室で借りてこないと⋯。



適当な陽の当たる場所に上履きを置いて、職員室へと足を進める私の後ろで、ポタ、と蛇口から一雫零れた水の音がやけに虚しく聞こえた。