午前2時の青春。【完】








翌日はキエたちに聞こえる程度の声で嫌味を言われ、その翌日はすれ違いざまに机を蹴られ、そして今日、3日目。




「嘘でしょ⋯」



下駄箱で上履きに履き替えようとしたら手にはグチョっとした感触。

白かったはずの上履きが茶色に染まり、土の臭いを放っていた。



そういえば昨日は雨だったから、大方ぬかるんだところに放り投げでもしたんだろう。
ご丁寧に私の下駄箱に戻してくれちゃって⋯。



犯人なんて考えなくてもわかりきっている。

本当、なんというか⋯馬鹿馬鹿しい。



泥まみれになった上履きにまだ付いている土を昇降口の外で出来るだけ振るい落としながら、落ちきらなかった汚れを洗い流そうと水道のある方へと向かった。