午前2時の青春。【完】




「ただいまー、⋯お父さん帰ってきた?」


朝、私が学校へ行く前に帰ってきた母は昨日の残りのカレーをよそいながらリビングを見渡した。



「帰ってきてないよ」

「⋯そっか」



私の言葉に返事をした母の感情は父が帰って来なくて清々しいのか、寂しいのかわからない。

母も、父が女と過ごしている事はわかっているだろうに腹を立てている様子もない。




私には母の気持ちなんてちっとも理解出来なかった。