午前2時の青春。【完】







力を入れた膝に切れる様な痛さを感じる。




「うっわ、血出てるじゃん!」

「痛い?ゴメンねぇ亜芽。キエが思いっきりぶつかっちゃってぇ」

「あ、何なら私が消毒してあげようか?」




そう言ってポン、と私の肩を強めに叩いたサリナ。

アザになる程ではないと思うけど今さっきキエに強くぶつかられたところを叩かれたらまだ痛みを感じるに決まっている。

それをわかっていて叩いたサリナに思わず顔を顰めた。




「ね、亜芽。保険室いく?付き添おうか?」

「いい、いらない」



優しく囁いたサリナを一瞥して、未だにボケっとしている教室の方へと向かう。

ったく、ボーッとしてないでこの事態に気づいてよ、と心の中で毒づきながら。