衝撃を受けた途端、ガクッと力の抜けた膝は簡単に地面に擦れ、前屈みに倒れそうになる体を咄嗟に両手で支えた。
まるで四つん這い状態の私を上から見下ろすのはキエとアヤカと、サリナ。
「悪ぃ、悪ぃ、邪魔だっからぶつかっちまったよ」
悪びれた様子もなくそう言うのはキエ。
コイツ、思いっきり力の限り私を体で押したな。
わざとだと言うことがわかってキッと3人を睨む。
「なぁに?その顔。キエは謝ってるでしょ?」
「⋯」
「ていうか見えなかったんじゃないの?影が薄すぎて」
アハハとサリナの言葉に笑うキエとアヤカに、グッと手を握り締めた。
なんてくだらない事をするんだと呆れ返り、わざわざぶつかってくるなんて意地悪、今どきする人がいるんだと驚きさえする。
だけどここで私が今何か言い返しても火に油を注ぐだけだと言葉を飲み込んでゆっくりと立ち上がった。



