それから休み時間になるとキエたちはトモキたちのグループの所へ行く。
もちろん、そこから聞こえてくる声は私に関してのもので────。
「なにお前ら、亜芽のことイジメてんの?」
「トモキぃ、イジメってひどーい!」
「違うのかよ?」
「フミノリまで~!?違うから。ただ単に亜芽は私たちとは合わないんだって。もう一緒に居たくないって振られちゃったの!」
「そうだぞ!アイツから喧嘩売ってきたんだから」
いつの間にか私が悪者にされている。
フミノリも⋯トモキも。
その話を聞いてただ「女ってこえー」と笑うだけ。
そんな光景を視界の隅に捉えながら、私は1人自分の席に座っていた。



