ドンッ、と私が窓の冊子部分を叩いたことに3人は一斉に肩を揺らした後、何事かと私の方を見る。
「なに、亜芽。びっくりしたな~」
「いきなり大きい音出さないでよぉ」
「ビクッてなっただろ!」
口々に私へと向けられる言葉は、私が怒っているなんてわかっていないものばかり。
もちろん、何故怒っているのかなんて3人は考えもしないんだろう。
「いい加減にしてよ」
いつも、どこか遠慮していた私が、
意見が違っても合わせることを優先していた私が、
曖昧に笑い嫌な事から逃げていた私が、
初めてキエたちに真っ向から反論した瞬間だった。



