午前2時の青春。【完】





人のことをヤバい人なんて言うのはその人のことを良く思っていない証拠だ。


案の定、サリナもそうだった。




「宮崎藍ってあの髪色だし目の色もグレーだから超目立つんだけど亜芽はあんまり関わんない方がいいよ~」

「関わんない方がいいって⋯」

「マジでマジで。あの人顔は整ってるし一見モテる様に見えるけど実際近づく人はいないし。ヤバすぎて」

「ヤバい⋯?」



「ヤバいって誰がぁ?」

「おい見ろよアヤカ!宮崎藍が珍しく登校してる!」



私とサリナの話を喧嘩しながらも聞いていたのか、キエとアヤカまで話に入ってくる。



「あっ、本当だぁ。相変わらず綺麗な顔してるなぁ~、絶対関わりたくないけど」

「まあな、あの人じゃなぁ⋯」



どうやらサリナだけでなくキエとアヤカまで藍に対して良い印象は持っていない様だ。

良い印象どころか、むしろ3人は共通して悪い印象を持っていた。