午前2時の青春。【完】








「お母さんだって⋯」


「え?」


「お母さんだって若い男と不倫してるじゃんっ⋯!」



怒りと悲しみに任せて放った言葉は母を驚かせるのには十分で、あんなわかりやすい行動を取っておいて何を、と嘲笑した。



「お父さんのことばっか言ってるけどお母さんも同じじゃん」


「亜芽⋯、」


「部下の女と不倫する男と同じくらい滑稽だよ、お母さん」



母を蔑みながら、言ってやったとどこか清々しさまで感じてしまっている私はきっとどこまでも子どもなんだろう。

でも、子どもで何が悪いって言うんだろう。



「子どもにはわからない」

「子どもは知らなくていい」


狡い大人の常套句。

そう言うなら、わからないように知られないように全てを隠せよ。