午前2時の青春。【完】





「あんな人と結構したのが運の尽きだったわ」


「⋯」


「亜芽が幼い頃からずっと仕事仕事で、息が詰まる思いを何度もしてきた」


「⋯、」


「挙句の果てには部下と不倫?バカバカしすぎて笑える」


「⋯お母さん、」


「幸せって簡単には掴めないのね」




そう言ってグラスに残っていたワインを一気に喉に流し込んだ母に大きな孤独と悲しみを感じた。

そして怒りも同じように感じた。




父のことばかりを責めているけど、母だって同じように不倫をしているじゃないかと。

勿論父を庇う気なんて一切ないけど私からして見れば2人とも同じだ。


私を一人にさせる、傷つける加害者だ。



でも何より悲しかったのは、ムカついたのは、

母がまるで全てを否定するような事を言うからだ。



私と過ごした時間まで、

私の存在自体、

否定するようなことを言うからだ。