午前2時の青春。【完】







お風呂から上がりリビングに行けば母はグラスに入ったワインをゆらゆらと揺らしていた。


その瞳は儚げで得体の知れない不安を感じた私は思わず「お母さんっ⋯」と言葉を発していた。


私の声にゆっくりと瞳をこちらに向けた母は「どうしたの?」とやけに優しい声で微笑んで見せた。




何が、なんてわからない。


けど、心がザワザワしてしょうがない。



そんな私の胸の内を知ってか知らずか、



「そういえば前に来てた男の子とはどうなの?」


にこりと笑ったままそう言った母に「え?」と聞き返した。