午前2時の青春。【完】





「なんかはなんか。最近ちょっと雰囲気変わった」

「え?そうかな?」

「うん。雰囲気っていうか、表情?」

「表情⋯」



表情が変わったって、どういうことだろうと意味もなく顔をペタペタと触る私に藍は真剣な顔をする。



「表情が前より柔らかくなった、けど時々淋しげな表情してる」

「⋯、」

「なんかあった?」



まさか、ピンポイントでそんな事言われるとは思っていなかったから驚いた。



「それって、いいってこと?悪いってこと?」

「わかんない。でも、いいんじゃない?」

「そっか⋯」

「で?なんかあったの?」

「実はね⋯、」



一度本音を話したからか、藍の言った通り私たちは似ているからか、藍の前ではスラスラと言葉が出てくる。



何でか、なんて確かなものはないけれど、藍はきっと私にとって唯一の本音が言える人であり心の拠り所なんだろう。



どこの誰かすら知らないのに。