午前2時の青春。【完】



すぅ、と小さく息を吸って、短く深呼吸をする。




「トモキ私ね、多分⋯というか本音で話すと、トモキのこと好きじゃなかった」


「⋯は、」


「ずっとそう思っていた訳じゃなくて、最近気づいたんだけど私はトモキのことが好きじゃないの」



私の言葉に鳩が豆鉄砲を食らったような表情をしたトモキは2、3回瞬きをした後ピクリと頬を引くつかせた。



「何言っちゃってんの、お前」


「ごめん。でも、自分の本当の気持ちに気づいた以上トモキといるのはしんどい」


「っ、」


「勝手なこと言ってごめん」



頭を下げる視界の隅でトモキが強く拳を握りしめた。



「ごめんじゃねーよ!ずっと騙してたってことだろっ?」


「っ違う、騙してたとかそういうつもりはなくて⋯、」


「じゃあ何だよ今更好きじゃありませんでしたって。ふざけた事言ってんじゃねぇぞっ」



声を荒らげたトモキに一瞬怯むも、嘘偽りなく話さなければと話を続けた。