午前2時の青春。【完】




もう一度言った私にトモキはグッと眉を寄せ、私を睨んだ。



「何言ってんだよいきなり。冗談よせって」


「冗談なんかじゃないよ。真面目に話してる」


「⋯っ、意味わかんねぇ」


「うん。いきなりな事は私もわかってる。でも、どうしても別れて欲しいの」



冷静さを保ちながら言葉を発する私に、イライラした様に後頭部の髪の毛を掻くトモキは客観的に見てとても対照的に見えることだろう。



「何で、理由は」


「⋯」


「昨日ヤろうとしたから?はっ、処女なのお前」



声色からも態度からも、そして嘲笑しながら発した言葉からも、トモキが酷く怒っていることは読み取れた。


理由を言えばきっとトモキは更に怒るだろう。


もしかしたら傷つけてしまうかもしれない。


だけど私は本当のことを言うことにした。



最後くらいは本音で話したかったから。なんて。きっとそれは私のエゴでしかないんだろうけれど。