午前2時の青春。【完】





酔ってキスをしたことを謝ったトモキに私は⋯⋯、


『怒ってないよ、べつに』


そう言った。


それをトモキはキスが初めてではないと思って、その後あんな事を言ったんだ。




すれ違っていたのだと、今更気づいた。




「亜芽」

「⋯」

「いいだろ?俺結構我慢してんだけど」

「⋯」

「亜芽のペースに今まで合わせてたけどその必要もねぇし、そろそろいいじゃん」




確かにキスの事に関しては私もハッキリと初めてだったと言わなかったけど、身体の関係が初めてじゃないとは一言もいっていないのにそれも経験があると決めつけてくるトモキに嫌気が刺す。


そしてそれ以上に⋯⋯、




「その間俺浮気とかねぇよ?褒めてほしいわ、マジで」

「⋯、」

「な、そろそろいいだろ?」

「⋯」

「やろーぜ」




トモキが気持ち悪くて仕方なかった。



今までのどんな時よりも、圧倒的な嫌悪感。




今トモキが放った全ての言葉が、私にとって不快でしょうがなかった。