それから、今日はトモキが私の家に来てみたいといったから連れて来たというのに何をするわけでもなくスマホを弄っていたトモキは30分くらいした頃、ベッドの縁に寄りかかってさっきトモキが投げた本を見ていた私の体を後ろから引き寄せた。
「亜ー芽、」
「⋯なに?」
「こっち来いよ」
「え⋯?」
「ほら」
グイッと腕を引っられて強制的に私までベッドの上に座る形になる。
ギシ、とスプリングの音が響いてトモキの瞳が熱を持った。
ベッドの上で向かい合ったまま座り、段々と近づいてくるトモキの顔。
嫌だ、と思っても拒めば面倒なことになる。
そう思って諦めてしまう私にゆっくりと唇が重ねられた。



