午前2時の青春。【完】





プシュッと音がして意識を目の前に寝そべるトモキに戻せばトモキはあろうことかベッドの上で、寝たまま、プルタブを開けたのだ。


その行動にギョッとして慌てて起き上がるよう促すが、



「大丈夫だって。零さねーし」

「万が一ってことがあるでしょ!?」

「ねーよ」

「なっ⋯」



なんなんだ、こいつは。



人のベッドの上で、嫌だと言っているのにジュースなんか飲みやがって。


私が潔癖症なのか、心が狭いのか。

トモキに愛情がないとわかってから行動一つ一つに腹が立ってしまう私が薄情なのか。



「本をにも零さないでね。絶対だよ?」

「わかってるって。つーかこれはもういいや」


バサッと雑にローテーブルの上に本を投げるようにして置いたトモキに、私はどうしてこの人を好きだなんて思い込んでいたんだろうと大きなため息が出た。