午前2時の青春。【完】




部屋に戻ればトモキはベッドにうつ伏せになってこの前一緒に居た時に買った風景写真集をペラペラと捲って見ていた。



「はい、飲みもの」

「サンキュー。ってかこれってこの前買ってたやつだよな?」

「そうだけど何で?」

「何でこんなの買ったの?つまんなくね?」



悪気なしに言ったトモキの言葉に、つくづく私とトモキは合わないなと思った。

前は多少合わない所があったとしても、それは違う人間なんだから当たり前だと思っていたし、男子の中では一番仲のいいトモキと居ると楽しいなんて思い込んだりもしていた。


でも、キスの件があってから。

トモキを好きじゃないと気づいた時からトモキの見方がすっかり変わってしまった。




どうして私はこんなにも合わない人間と一緒にいたのだろうと。

どうして好きだなんてありえない勘違いをしてしまったんだろうと。


自分が不思議でしょうがない。


それに人間とは残酷なもので、今ではトモキの事がムカついて仕方ない。


言動がいちいち癇に障る。