午前2時の青春。【完】




公園のベンチに並んで座りながらさっきと同じように空を見上げる。


それを真似するようにダラりと空を見上げた藍の髪の毛が重力に逆らうことなく垂れる。


やっぱり、綺麗だ。

星空の下輝きを放つ藍の髪色はきっと藍だけが持つ特別な色。



そう思ったら何故か目頭が熱くなってきて瞬きを繰り返す。



「今ね、藍がいるかなって期待して来たの」

「そうなの?」

「うん。というより、会いたかったの」

「俺に?」

「うん⋯」



小さく頷いた私に藍は「何かあった?」と首を傾げる。



「藍⋯、」

「ん?」

「私ね、家だけじゃなくて、学校にいても友達といても息苦しくて、心がモヤモヤするんだ」

「友達といても?」

「うん⋯」




どうしてだろう、藍の前ではスラスラ言葉が出てくる。