午前2時の青春。【完】





藍に会いたいなぁ、と思っていると丁度公園の前を通り掛かる。

もしかしたらいるかもしれない。なんて期待に胸を膨らませて公園の中に入っていく。



足を進めればジャリ、という砂と石が混ざったような音がした。




「いない⋯、か」




ベンチを見てみたがそこには人影はなく、誰も座っていないベンチがポツンとあるだけ。

ブランコも、ジャングルジムも。

誰もいない。




会えるような気がしたんだけどなぁ、なんて肩を落としながら、はぁ、とため息を吐いた自分に藍に会いたくて仕方なかった事を思い知らされる。


といってもここにいないんじゃ会う術もないし、今日は諦めて帰るかと足を動かそうとした時に思い出した。