午前2時の青春。【完】




初めて会ったときは状況が状況なだけに怖い人ってイメージだったけど不思議なことにそのイメージはすっかり覆された。

優しくて温かくて、藍のイメージはそんなものに変わっていた。


この短い時間の中で、私は確かに藍に引き寄せられていた。




「藍といるとすごく心が落ち着く」



私の言葉に藍は一度空を見上げて、ゆっくり瞬きをする。

グレーの瞳が僅かに揺れて私を捉えた。