翌日、すっかり体調の良くなったアヤカも登校してきて放課後になる。
「今日新しく出来たドーナツ屋行く?」と言うキエに「ごめん!」と行って鞄を手にした。
「今日私用事あって、このまま直で家に帰るね」
「えー!ドーナツ食べないのぉ?」
「うんごめん。今日は無理だわ」
「ええ~⋯」と不満を顕にするキエとアヤカかに、「用事って何?」と聞いてくるサリナ。
「ちょっと借りてるものを返さなくちゃで、外せない用なの」
「借りてるもの?」
「うん、ごめんね?」
聞いたくせに私の答えに興味がないのか「そうなんだ~じゃあ仕方ないね~」と笑うサリナにもう一度「ごめん」と告げて鞄を肩に掛ける。
「キエもアヤカもごめんね。皆でドーナツ食べてきて!」
「わぁったよ、また明日なー⋯」
「次は亜芽も行こうねぇ」
「うん!ありがと!また明日ね」
キエとアヤカにもそう言って急いで教室を後にした。



