午前2時の青春。【完】





彼が何も聞いてこないからこそ、誰にも言えなかった気持ちを話せたのかもしれない。

それでもこんな話、彼は聞きたくなかっただろうと謝れば隣から降ってくるのはとても優しい声で。

初めて会った時の冷たい声と瞳がまるで嘘みたいだった。




「話してくれてありがとう」



変な慰めや同情の言葉なんかじゃないその言葉は、スッと私の心にすんなりと入ってきて受け止めることが出来た。