午前2時の青春。【完】




別に、同情して欲しいわけじゃない。

悲劇のヒロインぶりたいわけでもない。


そう思うのに涙は彼に会ったことで封を切ったようにボロボロと溢れ出す。



「⋯っ、う、っ⋯ひ、っ」

「ちょっと座ろっか」


名前も知らない、ただ数回会っただけの女が泣いているなんて私が男だったら勘弁してくれよ。なんて思ってしまうのに、彼の声はとても優しかった。