私が一人で夕飯を食べているとき、父はそういう行為を知らない女としていた。 きっと今頃母も⋯同じだろう。 「っんなの、⋯ほんとっ⋯」 じわりと滲む涙に、ああ、これは悲しいとかじゃない。 悔しいんだと、そう思った。 好き勝手やる両親に、私を一人にする両親に、 悔しくて悔しくて堪らないんだ。 気が付けばレシートをグシャグシャに握り潰してゴミ箱へと投げ捨てていた。 そして⋯⋯、家を飛び出した。