午前2時の青春。【完】











「やっぱアヤカの奴余裕で元気じゃねぇか!」



アヤカの家からの帰り道、フン、と鼻を鳴らしたキエにサリナも頷きながら同調する。



「無駄足だったっていうかね~」

「本当、大袈裟なとこあるなアヤカは」

「キエも違った意味で大袈裟だけどね~」

「んはぁっ!?私は別にアヤカみたいなウザさはないから!」



ギャーギャーと騒ぐ二人にまあまあ、と宥める。



「大したことなくて良かったじゃん」

「⋯そうだけどさあ!」

「そんな怒ることじゃないよ」



と言った瞬間、ヤバ、と口を噤んだ。



「別に怒ってないし」

「うん⋯ごめん」

「なに、亜芽イライラしてんの~?」


普段通りの緩い喋り方だけどサリナの視線が痛く突き刺さる。

今の言い方はちょっとまずったかもしれない。


悪かった空気が更に悪くなる。