放課後ではあるけれど、人の姿はない。

児童公園がちょっと大きくなったくらいの規模で、散歩できるようなコースもない。

そもそも、国からあまり外には出歩くなと言われていることも影響しているのかもしれない。

「できるわけないよ。それはマコ、あなたがよく知ってることでしょ」

わたしの罪をこの世界で知っているのは、事前に相談をしたマコだけ。

わたしが部活を早めに終え、そうして事故を回避したことで、海斗くんが代わりのように事故に巻き込まれた、それをマコは知っている。

当時、マコはわたしのことは決して責めなかった。

それもまた運命だよ、となにかを悟ったように言った。

いま思い返してみると、あのとき、マコが冷静でいてかれたから、わたしは海斗くんに向き合えるようになったのかもしれない。