わたしは悲しみのあまり学校を休むほどだったけれど、優愛さんの励ましでなんとか乗り越えることができた。

わたしと優愛さんは河川敷に猫のお墓を作った。

敷地が広かったので、誰にも荒らされることはないと思ったから。

優愛さんの言うお参りとは、その猫のことのはず。

お魚の缶詰めを何度も持っていったことがあるし。

わたしは久しぶりに河川敷にまで行き、猫のお墓を探した。

河川敷は自宅からは離れたところでもあったので、時間ととも訪れる機会はなくなっていった。

目印になるようなものは置かなかったし、置いていたとしてもとっくになくなっている。

わたしは必死に記憶をたどりながら、河川敷を縦断していた。

ここに来たのはわたしひとりだった。

優愛さんからついていくな、と海斗くんは伝えられたらしい。