そう、知っている。

これは確かに爆弾魔とは関係ない。

きっと、政府の陰謀だから。

でも、どうして?

どうして、そう思うの?

「莉子、またぼうっとしてるじゃないか。やっぱりどこか悪いのか?」

「とりあえず熱を計ってみる?何度も同じことを繰り返すのは、本人にも自覚のないところでなにかか起こっているかもしれないわよ」

何度も同じことを繰り返す?

その言葉がなにか、わたしの頭を揺さぶったような気がする。

「……あっ」

その時、わたしは気づいた。

これは二回目の7月17日なのだと。

わたしは一度、死んでしまったのだと。

あの日のことを、思い出した。