それは流石に勉強不足過ぎる。いや、むしろ自分の領地より発達していることをひがんで言っているならまだしも……。いや、それでも、辺境伯といえば、公爵家に次ぐ上位貴族なわけだから、馬鹿にするなんて罰せられても仕方がないことをするなんて愚かとしか。いや、愚かなことをするくらいだから、勉強不足の一択?
「まぁ、それで激怒した辺境伯婦人が、王家とのつながりを持とうと息まいてな。流石に王家につらなる家を田舎者だとは言えないだろうと……そこで、ローレル嬢を皇太子妃にしようと動き始めて……」
ああ、そうだったんですね。
辺境伯はむしろ王家とのつながりをめんどくさがっているのに。いつでも独立できるだけの力があるし、むしろ王家とつながることで干渉されることを良しとしなかったはずなのにと思っていたら……そんな事情が。
「そんなタイミングだったこともあり、ロバートとの婚約はスパッと断られた」
「お兄様が嫌われていたわけではないのですね」
とうっかり口に出してしまうと、お父様がはぁと小さくため息を漏らした。
「ロバートはその当時からエカテリーゼが気になっていたようだからな……他の女性に気があるようじゃ……ローレル嬢に気に入られることもなかっただろう」
その口ぶりだと、お父様はエカテリーゼ様よりも、ローレル様と婚約してほしかったっていうことかな?
ふふふ、お父様と私、人の好みは似てるみたいです。
「公爵令嬢だと教えても、内緒でと頼めば内緒にしてくれるだろう?」
こくりと頷く。
「……その、男性アレルギーのことをもし知られたら……」
エミリーにはすでに知られている。
「お前の友達は、そのことを知って、周りに言いふらしたり、馬鹿にしたりするような人間だと思うかい?それとも、それをネタに脅されるとでも疑っているのかい?」
「彼女は、そんなこと、絶対しませんっ!」
「まぁ、それで激怒した辺境伯婦人が、王家とのつながりを持とうと息まいてな。流石に王家につらなる家を田舎者だとは言えないだろうと……そこで、ローレル嬢を皇太子妃にしようと動き始めて……」
ああ、そうだったんですね。
辺境伯はむしろ王家とのつながりをめんどくさがっているのに。いつでも独立できるだけの力があるし、むしろ王家とつながることで干渉されることを良しとしなかったはずなのにと思っていたら……そんな事情が。
「そんなタイミングだったこともあり、ロバートとの婚約はスパッと断られた」
「お兄様が嫌われていたわけではないのですね」
とうっかり口に出してしまうと、お父様がはぁと小さくため息を漏らした。
「ロバートはその当時からエカテリーゼが気になっていたようだからな……他の女性に気があるようじゃ……ローレル嬢に気に入られることもなかっただろう」
その口ぶりだと、お父様はエカテリーゼ様よりも、ローレル様と婚約してほしかったっていうことかな?
ふふふ、お父様と私、人の好みは似てるみたいです。
「公爵令嬢だと教えても、内緒でと頼めば内緒にしてくれるだろう?」
こくりと頷く。
「……その、男性アレルギーのことをもし知られたら……」
エミリーにはすでに知られている。
「お前の友達は、そのことを知って、周りに言いふらしたり、馬鹿にしたりするような人間だと思うかい?それとも、それをネタに脅されるとでも疑っているのかい?」
「彼女は、そんなこと、絶対しませんっ!」


