「でも、よかったわ。リリーのために、用意したのよ。話題のお店のお菓子を特別に取り寄せたの」
エイミーが、一番上の段に乗ったお菓子を一つ手に取った。
ピンクの小さな丸い生地に、たっぷりのクリームが挟まって、苺が飾られている。
「かわいい、ねぇ、エミリー、かわいいわ!」
よく見るケーキやクッキーと全く違う形をしている。表面は飾り気がないのに、ピンクの小さ目の丸い形に、間に挟まれたたくさんの白いクリーム。そしてアクセントに真っ赤に熟した苺。
ピンクと白と赤のバランスがとてもよくてとてもかわいい。
おいしそうより先にかわいいとお菓子を思ったのははじめてだ。
「ふふ、マカロッツォというのよ」
「マカロッツォ?」
初めて聞くお菓子だ。
「アーモンドと卵白で作ったマカロンの生地に、マリトッツォのようにたっぷりのクリームをはさんだおかしなのよ。まだ市販はされていない新作を、特別に作ってもらったのよ」
「そうなのね、素敵。ほんとうにかわいい、食べるのがもったいないわね」
「ふふふ、かわいいだけじゃなくて、おいしいのよ?くいしん坊のリリー、お口を開けてごらんなさい」
言われるままに口を開けると、エミリーが手に持っていたマカロッツォを私の口に運ぶ。
うわぁー、人に食べさせてもらうなんて、もしかしてはしたない?
一瞬恥ずかしくなったけれど、でも、誰も見ていないんだから、平気よね?
と、パクンと口に運ばれたマカロッツォにかぶりつく。
いくら小ぶりだと言っても、一口で食べられる大きさではない。三分の一くらいを食べる。
■
「んん、おいしいっ!」
外がサクっとしていて、中はしっとり、クリームがとろとろ。
甘いなかに苺の酸味が口の中で混ざり合い、おいしいっ!
「まぁ、本当にくいしん坊さん。そんなに幸せそうな顔で食べるなんて、可愛くて抱きしめたくなっちゃうわっ!」
エイミーが、一番上の段に乗ったお菓子を一つ手に取った。
ピンクの小さな丸い生地に、たっぷりのクリームが挟まって、苺が飾られている。
「かわいい、ねぇ、エミリー、かわいいわ!」
よく見るケーキやクッキーと全く違う形をしている。表面は飾り気がないのに、ピンクの小さ目の丸い形に、間に挟まれたたくさんの白いクリーム。そしてアクセントに真っ赤に熟した苺。
ピンクと白と赤のバランスがとてもよくてとてもかわいい。
おいしそうより先にかわいいとお菓子を思ったのははじめてだ。
「ふふ、マカロッツォというのよ」
「マカロッツォ?」
初めて聞くお菓子だ。
「アーモンドと卵白で作ったマカロンの生地に、マリトッツォのようにたっぷりのクリームをはさんだおかしなのよ。まだ市販はされていない新作を、特別に作ってもらったのよ」
「そうなのね、素敵。ほんとうにかわいい、食べるのがもったいないわね」
「ふふふ、かわいいだけじゃなくて、おいしいのよ?くいしん坊のリリー、お口を開けてごらんなさい」
言われるままに口を開けると、エミリーが手に持っていたマカロッツォを私の口に運ぶ。
うわぁー、人に食べさせてもらうなんて、もしかしてはしたない?
一瞬恥ずかしくなったけれど、でも、誰も見ていないんだから、平気よね?
と、パクンと口に運ばれたマカロッツォにかぶりつく。
いくら小ぶりだと言っても、一口で食べられる大きさではない。三分の一くらいを食べる。
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「んん、おいしいっ!」
外がサクっとしていて、中はしっとり、クリームがとろとろ。
甘いなかに苺の酸味が口の中で混ざり合い、おいしいっ!
「まぁ、本当にくいしん坊さん。そんなに幸せそうな顔で食べるなんて、可愛くて抱きしめたくなっちゃうわっ!」


