会場には山ほど食べ物も飲み物も用意されているだろうから、従者か誰かに頼んで用意してもらうことなど簡単だろう。
「ああ、私、お茶会も夢だったのよ!ねぇ、リリー、私の夢をかなえてくれるわよね?」
お茶会と言えば、舞踏会ほど大規模ではなく貴族のご婦人か女性を招いて交流を図るための会。
本当に少人数で行う場合もあるけれど、今回行われている舞踏会並みに大規模に行うものまで色々だ。
その特徴として、招かれるのは女性と、その女性の成人前、学園入学前の子供達だけで、男性は顔を出せない。
唯一顔を出すことが許されている男性は、主催者の家族だけだ。
エミリーのお母様はお茶会を主催されたりしないのかしら?……と、いけない。また色々詮索するようなことを考えてしまうところだったわ。
■
「ああ、なんてかわいいのかしら。ねぇ、リリー、なぜ普通の食事と比べて、こんなにお茶会のセットって可愛いの?」
エミリーが興奮気味に自分が運んできたケーキスタンドを眺めている。
「ああ、そうね。……言われるまで、かわいいなんて思って見たことなかったけれど……」
確かに、かわいい。
「え?こんなにかわいいのに、かわいいって思ったことないの?信じられないわぁ!」
エイミーが悲鳴のような声を上げる。
「だ、だって、おいしそうだなぁって思うと、他の感想が出てこないのよっ」
と、正直に答える。
色とりどりに盛り付けられたケーキも、熟して食べごろとなったつやつやの果物たちも、空腹時に食べやすいように作られたたっぷりの具をはさんだサンドイッチも。
ああ、おいしそう!って、それはもう、毎回……おいしそうだなぁって!毎回といっても、お茶会に招かれることも招くこともないので、家で家族でのお茶会モドキを年に数回行うだけですけど。
「まぁ、リリーったら、くいしんぼうさんね!」
エイミーが笑った。
「ああ、私、お茶会も夢だったのよ!ねぇ、リリー、私の夢をかなえてくれるわよね?」
お茶会と言えば、舞踏会ほど大規模ではなく貴族のご婦人か女性を招いて交流を図るための会。
本当に少人数で行う場合もあるけれど、今回行われている舞踏会並みに大規模に行うものまで色々だ。
その特徴として、招かれるのは女性と、その女性の成人前、学園入学前の子供達だけで、男性は顔を出せない。
唯一顔を出すことが許されている男性は、主催者の家族だけだ。
エミリーのお母様はお茶会を主催されたりしないのかしら?……と、いけない。また色々詮索するようなことを考えてしまうところだったわ。
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「ああ、なんてかわいいのかしら。ねぇ、リリー、なぜ普通の食事と比べて、こんなにお茶会のセットって可愛いの?」
エミリーが興奮気味に自分が運んできたケーキスタンドを眺めている。
「ああ、そうね。……言われるまで、かわいいなんて思って見たことなかったけれど……」
確かに、かわいい。
「え?こんなにかわいいのに、かわいいって思ったことないの?信じられないわぁ!」
エイミーが悲鳴のような声を上げる。
「だ、だって、おいしそうだなぁって思うと、他の感想が出てこないのよっ」
と、正直に答える。
色とりどりに盛り付けられたケーキも、熟して食べごろとなったつやつやの果物たちも、空腹時に食べやすいように作られたたっぷりの具をはさんだサンドイッチも。
ああ、おいしそう!って、それはもう、毎回……おいしそうだなぁって!毎回といっても、お茶会に招かれることも招くこともないので、家で家族でのお茶会モドキを年に数回行うだけですけど。
「まぁ、リリーったら、くいしんぼうさんね!」
エイミーが笑った。


