すぐに、道をふさぐ鉢が一つずらされ道ができた。
中に入ると、エミリオがすぐに鉢を元の位置に戻して道をふさぐ。
「さぁ、行きましょう」
エミリーの手が私の手を取り、二人であづまやへ向かった。
「手……」
呟きを漏らすと、エミリーが慌てたようにパッと手を離した。
「ご、ごめんなさいっ!いくらアレルギーが出ないからって、許可もなく手を触って失礼だったわよね?私ったら……リリーにあえて嬉しくて……その。あ、あの、ほら、小さな子供って、早く早くって大人の手をすぐに引っ張っていこうとするでしょう?なんだか、そんな感じだと思ってもらえると……あの」
くすくすと思わず笑ってしまう。
「そうよね、おかしいわよね、子供みたいで……」
エミリーの言葉に首を横に振る。
■
「ううん、早く会いたかった。早くお話したい。だから、私も、子供みたいに走っていきたいくらいよ」
手を前に出すと、一度離れたエミリーの手が私の手をつかんだ。
「じゃぁ、行きましょう!」
「ええ!」
手をつないで、あづまやに走って向かう。
貴族令嬢が走るなんてみっともない。貴族令息が女性の手を引っ張るなんてマナー違反だ。
だけど、そんなことをいう人は誰もいない。
私とエミリー、二人だけの秘密だもの。
あづまやに着くと、二人で横並びに座った。
「リリー会いたかったわ。ああ、色々話したいことがあったんだけれど、でも、まず最初に言わせて」
エミリーがすぐ横で私の顔を見て興奮気味に声を上げる。
「そのドレス、なんて素敵なの!きゅんです、きゅんっ!ああ、もう、オレンジ色のドレスなんて見たくもないなんて思っていた私の馬鹿って感じよ!リリー、とっても素敵!これを何て表現すればいいのかしら?リリーの肌の色に、濃すぎず薄すぎない、ちょうどいいオレンジの色、それに」
中に入ると、エミリオがすぐに鉢を元の位置に戻して道をふさぐ。
「さぁ、行きましょう」
エミリーの手が私の手を取り、二人であづまやへ向かった。
「手……」
呟きを漏らすと、エミリーが慌てたようにパッと手を離した。
「ご、ごめんなさいっ!いくらアレルギーが出ないからって、許可もなく手を触って失礼だったわよね?私ったら……リリーにあえて嬉しくて……その。あ、あの、ほら、小さな子供って、早く早くって大人の手をすぐに引っ張っていこうとするでしょう?なんだか、そんな感じだと思ってもらえると……あの」
くすくすと思わず笑ってしまう。
「そうよね、おかしいわよね、子供みたいで……」
エミリーの言葉に首を横に振る。
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「ううん、早く会いたかった。早くお話したい。だから、私も、子供みたいに走っていきたいくらいよ」
手を前に出すと、一度離れたエミリーの手が私の手をつかんだ。
「じゃぁ、行きましょう!」
「ええ!」
手をつないで、あづまやに走って向かう。
貴族令嬢が走るなんてみっともない。貴族令息が女性の手を引っ張るなんてマナー違反だ。
だけど、そんなことをいう人は誰もいない。
私とエミリー、二人だけの秘密だもの。
あづまやに着くと、二人で横並びに座った。
「リリー会いたかったわ。ああ、色々話したいことがあったんだけれど、でも、まず最初に言わせて」
エミリーがすぐ横で私の顔を見て興奮気味に声を上げる。
「そのドレス、なんて素敵なの!きゅんです、きゅんっ!ああ、もう、オレンジ色のドレスなんて見たくもないなんて思っていた私の馬鹿って感じよ!リリー、とっても素敵!これを何て表現すればいいのかしら?リリーの肌の色に、濃すぎず薄すぎない、ちょうどいいオレンジの色、それに」


