「リリー様、この子たちを許してあげてくださる?舞踏会には慣れていなくて、学園にも通っていなかったので、知らないことが多いのよ。もちろん、だからとって、許されないことをしたと思っていますが……」
ぽかーんと、ローレル様の言葉に驚いて思わず間抜けな顔をしてしまう。
「ありがとうございます。ローレル様、お気遣いを……」
ローレル様は上位貴族だろう。一方私は、男爵令嬢だと思われているようだ。
■
アンナ様とハンナ様も、私を男爵令嬢……つまり、自分よりも下位貴族だと思ったからこそあのような言葉を口にしたはずだ。下の位の者が上の位の者に失言すればどんなに理不尽であろうとも、罰せられても文句は言えない。
逆ならば、上の位の者が下の位の者に何を言おうが、謝罪などする必要もない。文句があるの?と睨みつけられて反論はできないからだ。
もちろん、度が過ぎたいじめをすれば、それを理由に婚約破棄された上に、修道院に入れられることもある。
あら?修道院ルートを発見してしまいましたよ?
とにかく、ローレル様も二人も、私を自分たちより下だと思っていて謝罪をしたということだ。ありえない。まさか、公爵令嬢だとバレた?
「あの、アンナ様、ハンナ様、そしてローレル様、その、あの日のドレスは誰が見てもあの場にふさわしい物ではありませんでした。同じような言葉を聞えよがしに口にしている方がたくさんいらっしゃいましたし、まったく気にしておりません」
私の言葉にアンナ様とハンナ様がほっとした表情になった。
「逆に、あの場ではっきりおっしゃっていただいたおかげで、ローレル様ともお話することができるようになれましたし」
ローレル様が笑った。
「あら、確かにそうね。あの時、お話ができたからこそ、今こうして私は青いドレスを着ることが出来ましたし」
話ができたから?
意味も分からず、首をかしげる。
ぽかーんと、ローレル様の言葉に驚いて思わず間抜けな顔をしてしまう。
「ありがとうございます。ローレル様、お気遣いを……」
ローレル様は上位貴族だろう。一方私は、男爵令嬢だと思われているようだ。
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アンナ様とハンナ様も、私を男爵令嬢……つまり、自分よりも下位貴族だと思ったからこそあのような言葉を口にしたはずだ。下の位の者が上の位の者に失言すればどんなに理不尽であろうとも、罰せられても文句は言えない。
逆ならば、上の位の者が下の位の者に何を言おうが、謝罪などする必要もない。文句があるの?と睨みつけられて反論はできないからだ。
もちろん、度が過ぎたいじめをすれば、それを理由に婚約破棄された上に、修道院に入れられることもある。
あら?修道院ルートを発見してしまいましたよ?
とにかく、ローレル様も二人も、私を自分たちより下だと思っていて謝罪をしたということだ。ありえない。まさか、公爵令嬢だとバレた?
「あの、アンナ様、ハンナ様、そしてローレル様、その、あの日のドレスは誰が見てもあの場にふさわしい物ではありませんでした。同じような言葉を聞えよがしに口にしている方がたくさんいらっしゃいましたし、まったく気にしておりません」
私の言葉にアンナ様とハンナ様がほっとした表情になった。
「逆に、あの場ではっきりおっしゃっていただいたおかげで、ローレル様ともお話することができるようになれましたし」
ローレル様が笑った。
「あら、確かにそうね。あの時、お話ができたからこそ、今こうして私は青いドレスを着ることが出来ましたし」
話ができたから?
意味も分からず、首をかしげる。


