稿 男性アレルギー令嬢とオネエ皇太子の偽装結婚 ~なぜか溺愛されています~

 私だって、エイミーと何をしようと考えると次々に色々なことを考えちゃうのと同じね。
 あら、これ、熱中してるっていうんじゃ?私、エイミーに熱中してる。ふふふ。だって、親しくお話ができるお友達ははじめてなんだもの。

 それから2日後には、再び仕立屋から連絡があり新しいコサージュを色々と試作して持って来た。
 うん、デザイナーさんも熱中ね!
「早速、男性にプレゼントするものも試作してまいりました」
 と、女性がドレスを飾るための大きなコサージュと、セットとなる小さなコサージュを持って来た。
 両方とも布で作られている。
「あら?この間のものはドレスの布と同じ布だけで作ってありましたが、今回は違うのですね?」
 前回は、ドレスに使われるものと同じ布だけで、花やリボンやフリルといったものの組み合わせで作られていた。
 今回は、メインは同じ色の布だけれど、別の色の布やレース等も使われている。
 オレンジ色に濃い青のリボンが組み合わされたコサージュは、ローレル様の姿が思い浮かんだ。
「オレンジ色と青は合うのね……」
 キリリと引き締まった感じだ。
 白いレースと組み合わせてあるものは、エレガントで上品な感じ。
「ピンクの薄い布との組み合わせはとてもかわいい」
 きゃあ、かわいいわ。私はこれが好き。やっぱりピンクは一番キュートよ!と、エイミーならいいそうだ。
 それに、濃いオレンジと薄いオレンジと、オレンジの濃度だけでデザインされている花束はまさに、花束のようだ。
「女性が、対になるものを贈ったときに、はっきりとペアだと分かるように色を入れてみました。オレンジ1色ですと、誰と誰がペアなのか分かりにくいと思いまして……」