お父様が私の顔を見た。
「忘れるわけないだろう。私の天使。世界の宝、リリーだ」
……えーっと、望んでいた答えと違う言葉が返ってきました。そうじゃない、そうじゃないんですって。
でも、お父様に愛されているんだと思うと、とても嬉しくなる。ぎゅっと抱きしめてもらうことはできないけれど、その分こうして言葉で伝えてくれる。
……そんなお父様の望みが、私が嫁ぐことならば。
やっぱり、ちょっと頑張ってみよう。近づいてもくしゃみが出ない、痒くもならない人を探そう。見つからなければその時にまた別の方法を考えればいいんだわ。寝込まない程度にがんばろう。
「お父様、お忘れですわね。私は公爵であるお父様の娘です。つまり、公爵令嬢です」
「ははは、忘れるわけないだろう。私の娘だ。大切な娘。私の天使。世界の宝」
お父様、思考停止中かしら?
「お父様、落ち着いてください。私がオレンジ色のドレスをと考えたのは、何も皇太子殿下の気を引きたいからではありません。公爵令嬢の私であれば、舞踏会ではなくとも、直接皇太子殿下とお会いしてアプローチすることもできますでしょう?」
「あ、確かに、そうだな。そんな回りくどいことをせずとも、婚約までは簡単にできる」
お父様がキッパリと言った。
いや、待って、簡単ではないですよね?仮にも王家に男性アレルギーの娘と結婚しろなんて。
子供は無理だから、白い結婚でよろしくなんて、無理ですよね。
ふと気になったから尋ねてみた。
「その、お父様、陛下から打診とかは一度もなかったのですか?」
私のために、自分の立場を悪くして断り続けているのではないかと心配になったのだ。
「いや、それが……子供のころは何度かあったんだよ。本当に小さいころなは。まだ早いでしょう本人の意思も確認したいとその時は断っていた」
「忘れるわけないだろう。私の天使。世界の宝、リリーだ」
……えーっと、望んでいた答えと違う言葉が返ってきました。そうじゃない、そうじゃないんですって。
でも、お父様に愛されているんだと思うと、とても嬉しくなる。ぎゅっと抱きしめてもらうことはできないけれど、その分こうして言葉で伝えてくれる。
……そんなお父様の望みが、私が嫁ぐことならば。
やっぱり、ちょっと頑張ってみよう。近づいてもくしゃみが出ない、痒くもならない人を探そう。見つからなければその時にまた別の方法を考えればいいんだわ。寝込まない程度にがんばろう。
「お父様、お忘れですわね。私は公爵であるお父様の娘です。つまり、公爵令嬢です」
「ははは、忘れるわけないだろう。私の娘だ。大切な娘。私の天使。世界の宝」
お父様、思考停止中かしら?
「お父様、落ち着いてください。私がオレンジ色のドレスをと考えたのは、何も皇太子殿下の気を引きたいからではありません。公爵令嬢の私であれば、舞踏会ではなくとも、直接皇太子殿下とお会いしてアプローチすることもできますでしょう?」
「あ、確かに、そうだな。そんな回りくどいことをせずとも、婚約までは簡単にできる」
お父様がキッパリと言った。
いや、待って、簡単ではないですよね?仮にも王家に男性アレルギーの娘と結婚しろなんて。
子供は無理だから、白い結婚でよろしくなんて、無理ですよね。
ふと気になったから尋ねてみた。
「その、お父様、陛下から打診とかは一度もなかったのですか?」
私のために、自分の立場を悪くして断り続けているのではないかと心配になったのだ。
「いや、それが……子供のころは何度かあったんだよ。本当に小さいころなは。まだ早いでしょう本人の意思も確認したいとその時は断っていた」


