「あ、由理」
「ごめん、やっぱ私帰るね。ふたりの邪魔しちゃ悪いし」
由理はいそいそと階段を駆け上がっていった。
「え、ちょっと由理?」
私と皆川は「?」のついた互いの顔を見合わせた。私たちが2階に上がると由理は部屋を出るところだった。
「由理いきなりどうしたの?」
「ふたり、付き合ってるんでしょ。どうしてはっきり言ってくれないの?この前ふたりが楽しそうにマックにいるとこ見たし、捺乃は皆川くんのことやたら褒めるし、今のふたりの言動も…。それなのになんで私なんか呼んだの?私帰るね」
由理は私と皆川の間をすり抜けるようにして部屋を出て行った。
「もしかして由理…」
「勘違いしてる?」
この前マックで皆川の恋愛相談にのっているところをたまたま目撃したこと、由理が皆川のことをどう思っているのか聞き出すために皆川をよいしょしたこと、私と皆川のさっきの会話…全部総合して由理は私たちが付き合ってると勘違いしてるんだ。
「私がやってたことって逆効果だったんじゃん!」
「俺さっき勘違いされるようなこと言った?」
「俺はおまえがいないとだめだ的なこと言ってたじゃん!私たち頭悪すぎでしょ!」
私は頭を抱えた。
あ!でもこれは告白のチャンスなんじゃ!
「ごめん、やっぱ私帰るね。ふたりの邪魔しちゃ悪いし」
由理はいそいそと階段を駆け上がっていった。
「え、ちょっと由理?」
私と皆川は「?」のついた互いの顔を見合わせた。私たちが2階に上がると由理は部屋を出るところだった。
「由理いきなりどうしたの?」
「ふたり、付き合ってるんでしょ。どうしてはっきり言ってくれないの?この前ふたりが楽しそうにマックにいるとこ見たし、捺乃は皆川くんのことやたら褒めるし、今のふたりの言動も…。それなのになんで私なんか呼んだの?私帰るね」
由理は私と皆川の間をすり抜けるようにして部屋を出て行った。
「もしかして由理…」
「勘違いしてる?」
この前マックで皆川の恋愛相談にのっているところをたまたま目撃したこと、由理が皆川のことをどう思っているのか聞き出すために皆川をよいしょしたこと、私と皆川のさっきの会話…全部総合して由理は私たちが付き合ってると勘違いしてるんだ。
「私がやってたことって逆効果だったんじゃん!」
「俺さっき勘違いされるようなこと言った?」
「俺はおまえがいないとだめだ的なこと言ってたじゃん!私たち頭悪すぎでしょ!」
私は頭を抱えた。
あ!でもこれは告白のチャンスなんじゃ!

