私は小さい頃から高いところが好きだった。公園のジャングルジムに登って友達と鬼ごっこをしたり、家の近くの栗の木に登っていがぐりを落として遊んだりした。木に登って遊んでいたときに、お母さんには「危ないから早く下りてきなさい!」ってよく怒られたものだった。だけど一度も木から落ちてけがをしたことはない。
「おっと」
蛍光灯を取り外す途中、一瞬ぐらりとしてヒヤっとした。危ない危ない。
それにしても遅いな進藤くん。すぐ終わるって言ったのに。もう15分は経ったでしょ。早く戻って来てよ。取り付けまで終わっちゃうよ。進藤くんが帰ってきたら「危ないからひとりでやるなと言ったでしょう!」とか言って怒るんだな、きっと。そんで「取り付け方が甘いじゃないですか」って言って文句付けてくんだよ。やっぱ戻ってくる前にちゃっちゃと終わらせよう。
「ありゃ?うまく取れない。------っ!?」
知らず知らずのうちにつま先立ちになっていたのが悪かったのかもしれない。私はいきなりバランスを崩し、脚立ごと後ろに倒れた。そのまま床に落っこちて全身に鈍い痛みが------。
「!?」
ドサッ。ガシャン。
「おっと」
蛍光灯を取り外す途中、一瞬ぐらりとしてヒヤっとした。危ない危ない。
それにしても遅いな進藤くん。すぐ終わるって言ったのに。もう15分は経ったでしょ。早く戻って来てよ。取り付けまで終わっちゃうよ。進藤くんが帰ってきたら「危ないからひとりでやるなと言ったでしょう!」とか言って怒るんだな、きっと。そんで「取り付け方が甘いじゃないですか」って言って文句付けてくんだよ。やっぱ戻ってくる前にちゃっちゃと終わらせよう。
「ありゃ?うまく取れない。------っ!?」
知らず知らずのうちにつま先立ちになっていたのが悪かったのかもしれない。私はいきなりバランスを崩し、脚立ごと後ろに倒れた。そのまま床に落っこちて全身に鈍い痛みが------。
「!?」
ドサッ。ガシャン。

