これが我が一族の能力〜鎌倉時代編〜

「俺は責めていませんから、そんな顔しないで下さい。そう、確かに俺は、キミを妹のようにしか思っていませんでした。けれど……」
「けれど?どうしたんですか?」
「明里さんが、景時と一緒にいるのを見てもやもやしてたんです。俺は人一倍独占欲が強いですから」
「えっと、弁慶さん?あの意味がわからないんですが……」



俺は明里さんに顔を近づけた。



「明里さん。俺はキミのことが好きです」
「えっ……」



俺がそう言うと明里さんは止まってしまった。



「明里さん?」
「からかって……」
「からかってませんよ。俺は本当にキミが好きです」
「……」
「明里さん。急かすつもりはありませんけど、キミは俺が嫌い?好き?」
「弁慶さん。私、私も弁慶さんが好きです。あなたから妹のようだと聞いてしまった時は凄く嫌で、妹のようにしか思われてないなら、あなたのそばにいるのは辛いから……」
「そこへ、景時が声かけたんですね?」
「はい……」
「明里さん。景時がキミに何をしたかはおおよそならわかります。
でも、明里さんが言わないのを俺は聞くつもりはありません」
「弁慶さん……」
「そんな顔しないで下さい。キミは俺が守ります」



俺は優しく明里さんをそっと抱きしめた。



「だから俺だけの明里さんでいてくれませんか?」
「はい!私は弁慶さんが好きですから」
「ありがとう」



そしてどちらともなく俺たちは口づけを交わした。