「やめてよっ!」
「やだね」
「何であなたたちに付き合わなきゃいけないわけ!?」
「何でもだよ」



私は弁慶さんとはぐれてしまい彼らにこんなとこに連れて来られた。
そして。
私の着物に手をかけようとする。


気持ち悪い。
やめて!
触らないで。



それをはねのけるけど、男たちに手首をつかまられ身動きできないようにされてしまう。



そして、男たちは私の顔を掴みそして顔を近づ、キスをしてくる。



そして、もう1人の男が私の着物に手をかけてくる。



『弁慶さんっ』



私は思わず弁慶さんを呼んでいた。



「その子から手を話してくれませんか」



私のまわりにいる男たちは声のする方を振り向く。
するとそこには、弁慶さんがいた。


「何だよ、てめぇはっ」
「何だよではないですよ。教わりませんでしたか?人のものには手を出しちゃいけないって」
「はぁ!?」



そう言いながら弁慶さんは私を抱き寄せる。



そして……。



「この子は俺の愛しい人です!」



弁慶さんはそう言った。



「ちっ何だよ!連れがいるって言えよ」
「おやおや、自分の失態を他人のせいにするんですか?」
「んだと……!?」
「べ、弁慶さんっ」
「どうかしましたか?」
「私は大丈夫ですからっやめて下さい!」



私が弁慶さんを止めている隙に男たちはさっていく。