これが我が一族の能力〜鎌倉時代編〜

「明里さーん!」



俺は明里さんとはぐれてしまった。
だから捜しているんだけど、なかなかみつからない。

きっと珍しくて見入ってしまっていくうちにはぐれたんだろう。


もう少し気にかけてあげなきゃいけなかったのに。

そして。
明里さんを探していると、俺の友人の樹が声をかけてきた。



「おーい、弁慶!」
「丁度いいところに、樹!女の子見ませんでしたか?」
「女ー?」



俺ははぐれてしまった、明里さんの特徴を教える。



「そんな感じの女なら見たぜ?」
「本当ですか!?」
「あぁ。ガラの悪そうな野郎2人くらい一緒にいたけど……」
「どこです!?どこで見たんです!?」
「わ、わかった!わかったから!教えるから落ち着けよ!裏通りにいた。何してたかはわからんけど……」



俺は走って樹に教えられた場所へ向かう。
樹が「お前がそんなにあせるなんて珍しいな」なんて言ってニヤついていた。







「……ゃ」
「……!!」



今の声は明里さん!?
俺は明里さんの声の聞こえる方へ走って行った。