「これでいいんですか？」
「今すぐじゃなくていいよ。この水城家にいる時は普通にしてていいから」
「わかりました。明里様、これからどうするんですか？」
「まずは、平清盛の怨霊を倒さなきゃ！」
「ですよね！でも怨霊どこにいるんですかね？」
「こっちの世界にいるよ」




私には不思議な力があった。
一度接触したことのある人間は例え名前や姿が変わっててもわかるという不思議な力がね。



そして私は、愁一郎様に事情を話すことに。



「わかった。おーい、誰か龍ちゃん呼んでくれないかな？」
「はい。わかりました」



それからしばらくして、龍輝殿がやってくる。



「愁一郎さん、呼んだか？」
「入ってよ」
「失礼します」



龍輝殿が襖を開け部屋に入る。
すると、私がいたのから龍輝殿は驚いていた。



「あのさ、龍ちゃん。明里に剣術教えてあげてよ」
「はぁー!?」
「あ、あの！私にはしなくてはならないことがあります！その為には、剣術が必要なのです」
「なら、ちょっと付き合ってくれ」



そう言って龍輝殿はどこかへ向かう。