「近いです。距離感」 「マーキングしてんだから大人しくしろよ俺も我慢するから」 「マーキングって……犬?」 「飲み過ぎんなよマジ心配……」 心配って何が心配なの。 比較的大人しいグループのみんなで楽しく飲むだけだ。 困惑しているこっちを他所に、新田さんはブツブツ文句を言い続ける。 もうここまで私の時間を独占して尚、貪欲になるのなら、いっその事告白でもなんでもしてくれたらいいのに。 そしたら、私も頷けるのに。 ***