初恋酩酊〜恋を知らない彼に溺れる〜





「私も、新田さんに恋をしてよかったって思い続けて貰えるよう、頑張りますね」
「……うわ、おまえ、突然はダメだろ」
「すきです。新田さん」



 あまりの幸福に、これは夢かと疑ってしまうほどだ。


 傷付くし、苦しいし、溺れるし、恋はいいことばかりではない。
 だけど、私たちはそれでも恋がしたい。
 

 乗り越えた分だけ、噛み締める幸せがあると知ったから。



「……俺も、めちゃくちゃ、すげーすき」



 頬を赤らめ、子供のように笑う新田さんを見て、私も同じように微笑んだ。





『初恋酩酊〜恋を知らない彼に溺れる〜』おわり