電車を一本遅くする。
するとびっくりするくらい朝はのんびりできるものだ。
お母さんの出勤時間が遅くなったこともあり、私は朝の時間をゆっくり過ごすことができるようになった。
朝ごはんを食べて、コーヒーを飲んで、朝の占いを見たりして。
弟もお母さんの言うことは割りとよく聞くし。
もう朝はイライラしない。
それほど嫌いなものではなくなっていた。
「はい、じゃあお弁当入れておくから。あと水筒ね。おやつは入れた?」
お母さんの確認の声に弟たちが元気よく返事をする。
今日、彼らの学校は遠足にいくらしい。三人とも上機嫌だ。
「白雪ー、そろそろいかなくていいのー?」
お母さんが優雅にのんびりしている私に声をかけてきた。
「まだ大丈夫ー。電車一本遅いので行ってるから」
今までなら用意しないと間に合わなかったけど、一本遅い電車ならまだいくらか余裕がある。
余裕のある朝はいい。
でも、どうしてか私はため息ばかりついてしまう。
するとびっくりするくらい朝はのんびりできるものだ。
お母さんの出勤時間が遅くなったこともあり、私は朝の時間をゆっくり過ごすことができるようになった。
朝ごはんを食べて、コーヒーを飲んで、朝の占いを見たりして。
弟もお母さんの言うことは割りとよく聞くし。
もう朝はイライラしない。
それほど嫌いなものではなくなっていた。
「はい、じゃあお弁当入れておくから。あと水筒ね。おやつは入れた?」
お母さんの確認の声に弟たちが元気よく返事をする。
今日、彼らの学校は遠足にいくらしい。三人とも上機嫌だ。
「白雪ー、そろそろいかなくていいのー?」
お母さんが優雅にのんびりしている私に声をかけてきた。
「まだ大丈夫ー。電車一本遅いので行ってるから」
今までなら用意しないと間に合わなかったけど、一本遅い電車ならまだいくらか余裕がある。
余裕のある朝はいい。
でも、どうしてか私はため息ばかりついてしまう。