蒼は涙を堪えて、
私は涙を流し続け、
楓は涙と鼻水を流しながらいた。



転校してしまう聖は..涙を流しながら..ずっと車の後部座席から手を振ってくる..。



同じ県にいて、隣の市であっても
別れには間違いない。



さようならのとき..
本当に好きだったなぁ。って、芯からつらくてしょうがなかった。



聖が見えなくなってからも、私たちは泣き崩れながらいた..。


さようなら..
好きだった人とのお別れ..。


中学3年生は、聖のいない事を思い知る中で始まった。