『えっえっ、嘘ー』 『目開けてみぃ』 薬指には.. 眩い光を放つ指輪..。 『えっ、どうしよう..えーっ、やばい..』 『似合うで』 『あ、ありがとうねぇ』 京都までの距離は全く一緒.. それだけでも幸せなのに、この時間は幸せが倍増。 『じゃあな、1週間後な..』 『ありがとうねぇ、行ってらっしゃい』 『おぅ♪ 楽しんで来いよ』 優希が京都で降りて、私はひとり.. 指輪を見つめていた。 左手の薬指に光る指輪.. こんな事は初めて。 私自身も石川県へと着いて、 金沢に着いた..。