『俺、帰る』
背を向けた聖..
帰ってしまった聖..
私たちふたり、しばらくの間は様子を見ていたんだけど。
..楓、充実しているはずだよね。
村形クンとどうして。
さようならしたんじゃなかったの..
少しガッカリしたよ。
私たちふたり、帰ってしまった聖の部屋に詰めかけた。
『聖..』
『俺..もう自信がない..』
楓が大学を卒業したら同棲するって言っていたのに..。
『聖..様子見たら?』
『もう駄目だよ、女性不審になりそうだもん..』
小声でボソッと呟く聖、こんな風に憔悴した聖ははじめて見る。


